福岡市東区で幼いきょうだい3人が死亡した飲酒運転事故から、25日で11年。3人を供養する地蔵がある東区の妙徳寺では、近くの保育所の園児約40人が、3人が好きだったというヒマワリの花を手向け、手を合わせた。
保育所の阿部加奈子所長(58)は「飲酒運転が減らず、どうして、という思い。してはいけないということを子どもたちやその家族に伝えたい」と話した。
現場の海の中道大橋でこの日、手を合わせた東区の鶴田孝義さん(73)は「11年が経ち、事故が風化するのが一番怖い」。
事故は2006年8月25日夜に発生。親子5人が乗った車が市職員(当時)の男が飲酒運転する車に追突され、橋から海へ転落。4歳、3歳、1歳の3人が亡くなった。(浅野秋生)
(引用:朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/articles/ASK8T369XK8TTIPE00C.html))