外国為替証拠金取引(FX)への投資名目で現金をだまし取ったとして、茨城県警生活環境課と神栖署などは6日、詐欺の容疑で、千葉県香取市八本の会社経営、桜井正人被告(51)=金融商品取引法違反罪で起訴=ら3人を再逮捕した。
他に再逮捕されたのは、鹿嶋市平井の会社員、西村直晃(43)と神栖市平泉東の化粧品販売員、井上千代子(57)の両容疑者=いずれも同容疑で逮捕、処分保留で釈放。
桜井、西村両容疑者の再逮捕容疑は、平成27年12月上旬、共謀して、神栖市内の路上で、同市の女性会社員(54)に対し、「元金保証の上で配当金を支払います」などと嘘をつき、現金200万円をだまし取ったとしている。
井上容疑者の再逮捕容疑は、26年4月から27年5月までの間、鹿嶋市の喫茶店などで、同市の女性会社員(44)に対し、「桜井容疑者はFX取引に関してすごい人で、かなりもうけている」などと桜井容疑者が運用する投資ファンドに入金するふりをして、4回にわたって現金計500万円をだまし取ったとしている。
同課によると、桜井容疑者は容疑を認め、西村、井上両容疑者は否認している。
県警は、桜井容疑者らが8都府県の約90人から約10億円を集めたとみて捜査しており、余罪を調べている。
(引用:産経ニュース(http://www.sankei.com/affairs/news/171208/afr1712080014-n1.html)