神栖市の保立一男市長は6日、記者会見し、同市で建設中の「神栖中央公園防災アリーナ(仮称)」を計画通り建設していく考えを示した。アリーナ建設をめぐっては、規模見直しを問う住民投票が1日に行われ、見直しの賛成票が反対票を上回る結果が出たが、保立市長は投票率(33・40%)の低さや見直しに伴い約38億円の損失が生じることを理由に「規模の見直しは行わない」と明言した。
保立市長は今期限りでの引退を表明しており、新市長に対しては「自分としては計画を進めていくが、後は決めていただきたい」と述べるにとどめた。一方、規模見直しを求め、住民投票条例の制定を請求した市民団体の共同代表、伯耆(ほうき)進さん(69)は6日、記者団に対し「残念な回答だ。意見の尊重が少ないように思う」と語った。市側の判断を受け入れ、新たな行動を起こす予定はないという。
(引用:産経ニュース(http://www.sankei.com/region/news/171007/rgn1710070006-n1.html))