「気になるニュース(全国)」カテゴリーアーカイブ

「「管理職は知っていた」神鋼改ざん、組織ぐるみ」だそうです。

 

 神戸製鋼所でまた品質データの改ざんが発覚した。

 8日に明らかになったアルミ・銅製品の検査証明書のデータ改ざんは、現場の管理職が黙認するなど組織的に行われていた

 神戸製鋼の製品はトヨタ自動車の一部車種やJR東海の東海道新幹線、三菱航空機のジェット旅客機「MRJ」など幅広く使われており、影響が懸念される。

 神戸製鋼の梅原尚人副社長は8日の記者会見で、「管理、監査、(ルールを守る)教育が抜けていたと反省している」と陳謝した。

 神戸製鋼は2008年に子会社で鋼材の強度偽装が発覚し、16年にはグループ会社でもバネ用鋼材のデータ改ざんが明らかになった。今回は、取引先と決めた強度などの基準に合っていないのに、適合しているかのように検査証明書のデータを書き換えていたもので、梅原氏は「(現場の)管理職は関わっているか、知っていた」と、組織ぐるみだったことを認めた。

(引用:YOMIURI ONLINE(読売新聞)(http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171009-OYT1T50086.html))

 

「河津町長が失職 住民投票、リコール成立」だそうです。

 

 河津町の複合施設建設計画を巡り、相馬宏行町長の解職請求(リコール)の賛否を問う住民投票は8日投開票され、賛成票が有効投票の過半数に達し、リコールが成立した。地方自治法の規定で、相馬町長は同日付で失職した。9日から50日以内に町長選が行われる。
静岡県市町行財政課によると、記録が残る1982年以降、市町長のリコール成立は県内3例目。開票結果は有効投票4340票に対し、解職に賛成が2816票、反対が1524票だった。当日有権者は6384人(男3096人、女3288人)、投票率は68・81%。
相馬氏は町役場で記者会見し、「人口減少が進む中、町の将来を見据えた事業だっただけに多くの反対の声は残念」と受け止めた。町長選については「今のところ考えていない」としたが、「これだけ私の不信任票が出たことを含めて支援者とゆっくり話し合いたい」と述べ、不出馬の可能性も示唆した。
解職請求者の稲葉誠次さん(67)は「町民が町のことを真剣に考えて投票した結果。複合施設の事業を止められて一安心している」と振り返った。
町の計画によると、複合施設には子育て支援センターや文化ホールなどが入り、津波避難場所としての防災機能を併せ持つ。これに対し「事業費が高額で町民理解を得ていない」として、住民グループ「あしたの河津をつくる3168」がリコールを本請求した。
相馬氏は2期目。任期は2018年4月25日までだった。当面は飯田起与副町長が町長代理を務める。

河津町長解職請求住民投票結果
賛成 2,816
反対 1,524
▽投票総数4,393▽有効4,340▽無効53

(引用:静岡新聞アットエス(http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/410487.html))

 

「富山市議会の政活費で住民訴訟 市民団体「監査の根拠が不透明」」だそうです。

 

富山市議会の政務活動費をめぐる問題です。

富山市の市民団体が自民党会派の政務活動費の支出は違法だとして行った住民監査請求で認められなかった分の一部について市長に返還を請求するよう求める住民訴訟を起こしました。

「到底、市民の納得を得られる監査内容ではないという思いで訴訟を提起した」(高野代表)

富山地方裁判所に、住民訴訟を起こしたのは、富山市の市民団体・「市民が主人公の富山市政をつくる会」です。

この市民団体は、2011年8月から2015年8月までの4年間で自民党会派が支出した政務活動費609万円あまりは違法だとして返還を求め、今年7月、住民監査請求を行っています。

訴状では、返還対象に認められなかったもののうち、3件、61万円あまりについて、森市長に対し、自民党会派に返還を請求するよう求めています。

3件は、いずれも自民党会派の五本幸正市議が支出した、資料の印刷代です。

「監査委員が問題ないと判断した根拠が不透明。事実関係の裏づけがないのではないか」(高野代表)

高野代表は、監査委員が五本市議や自民党会派の弁明を容易に受けいれており、監査結果に説得力がないと主張しました。

富山市議会の政務活動費をめぐってはこれとは別に、今年7月、市民オンブズ富山も住民訴訟を起こしていて、当時の5つの会派が2015年度に支出した政務活動費、合わせて2033万円あまりが違法だとして返還を求めています。

(引用:チューリップテレビ(http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20171003155959))

 

「全工場でずさん検査、日産打撃 法令軽視の批判は必至」だそうです。

 

 日産自動車で、国内で車両を組み立てる全工場でのずさんな運営が明るみに出た。本来は社内で検査員と認められた従業員が完成車を検査する必要があるが、守られていなかった。新車登録前の6万台の検査がやり直しとなり、ユーザーに渡った100万台規模も対象の可能性がある。法令軽視の批判は免れず、ブランドイメージや業績への悪影響は避けられない。

自動車メーカーは、工場で車を生産する最終段階で「完成検査」を行う。本来は国が行う検査を、工場で代行しているような形だ。完成検査を受けた証明が、安全に路上を走る車としての「お墨付き」となる。その後、販売店に出荷され、ナンバーを付けてユーザーに引き渡される。こうした仕組みは、道路運送車両法や関連の実施要領などで定められている。

国が定めた実施要領では、各社が知識や技能を考慮し、自社であらかじめ指名した従業員が検査するよう求めている。しかし日産では、認定されていない「補助検査員」が一部の検査を行っていた。全工場で日産が認めた正規の「完成検査員」は約300人で、補助検査員は約20人。この補助検査員が、完成検査員が行うべき業務を行っていた。

完成検査員かどうかは、バッジの有無で判別できる。補助検査員は作業に習熟しているが、レベルには個人差があるという。日産の社内調査では、補助検査員が検査をすることが問題だという認識もない従業員もいた。

安全性が重視される自動車の生産現場で、法令を守る認識が欠けていたことになる。この状態がどれだけ続いていたかについて、日産は「調査中」としており、長期にわたって常態化していた可能性がある。

問題があったのは、追浜工場(神奈川県)、栃木工場(栃木県)、日産九州(福岡県)、日産車体(神奈川県)、同社傘下のオートワークス京都(京都府)、日産車体九州(福岡県)で、国内の車両組み立ての全6工場だ。9月18日、国土交通省が日産車体湘南工場(神奈川県平塚市)に抜き打ちで立ち入り検査して発覚した。日産はその時点まで事態を把握していなかった。

(引用:朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/articles/ASK9Y6CXTK9YULFA02T.html))

 

「政務活動費 議員連盟の会費に 事実上プールも」だそうです。

 

地方議員の政務活動費の不適切な使用が相次いで明らかになっていますが、複数の地方議会で政務活動費が議員どうしでつくる議員連盟の会費に充てられ、使い切れなかった分が事実上プールされていることがわかりました。中には、料亭での飲食費の一部に使っていた議員連盟もあり、専門家は「使いみちがブラックボックスになる」として返還すべきだと指摘しています。

政務活動費は、地方議会の議員の調査活動費用として報酬とは別に支給されており、年度で使い切れずに余った場合は自治体に返還するよう条例で定められています。

ところがNHKが情報公開請求などによって各地の議会を調べたところ、政務活動費が議員どうしで作る議員連盟の会費として支払われ、使い切れなかった分が翌年度に繰り越されているケースがあることがわかりました。

岩手県議会では、平成27年度に22の議員連盟の会費が政務活動費から支払われ、合わせて382万円が翌年度に繰り越されて事実上、プールされていました。
会費の使いみちを見ると、「文化芸術振興議員連盟」では「お座敷文化の鑑賞と体験」という目的で料亭で唄や踊りを鑑賞しながら酒を伴う食事の費用の一部に充てられていました。
この議員連盟の会長を務める工藤勝博県議会議員は取材に対し、「議連の事務局の県職員が事務的に会計処理したのだと思う」としたうえで、返還については「これから検討しなければならない」と話しています。

また、大阪府議会でも7つの議員連盟でほとんどの議員が政務活動費から会費を支払って翌年度に繰り越されていたほか、北海道議会でも少なくとも3つの議員連盟で、政務活動費から支払われた会費が翌年度に繰り越されていました。

このうち、167万円余りを繰り越していた北海道議会の議員連盟は「今年度は会費の徴収をせず、今後、会費の在り方を検討する」と話しています。

日本大学法学部の岩渕美克教授は「形を変えてプールするとどのように使われるのか不明確になり、『ブラックボックス』ではないかという批判が出てくる。わかりやすく、見えやすくするのが第一だ」として使わなかった分は返還すべきだと指摘しています。

全国で相次ぐ不正

政務活動費をめぐっては、全国の地方議会で、不適切な支出が相次いで明らかになっています。

富山市議会では去年、印刷費の架空請求や、飲食代の水増しなど、4000万円を超える政務活動費の不正や不適切な使用が明らかになり、38人の議員のうち14人が辞職する事態となりました。

宮城県議会でも去年、当時の議長が、運転代行の代金として白紙の領収書に実際より多い金額を記入して政務活動費を受け取っていたことがわかり、議長を辞任しています。

また最近では、神戸市議会議員が印刷業者に架空の発注をして720万円余りの政務活動費を不正に受け取った疑いが報じられ議員辞職しました。

こうした中、政務活動費の支出の透明性を確保しようという動きも広がっています。

全国市民オンブズマン連絡会議によりますと、ことし6月1日現在で全国の主要な地方議会で議員が提出した領収書をインターネットで公開しているのは、30の議会で前の年の3倍以上に増えました。

ただその公開は、全体の4分の1にとどまっていて依然として多くの議会で政務活動費をめぐる情報の公開が課題となっています。

北海道議会でも繰り返し

一方、北海道議会でも政務活動費から会費が支出され使い切れなかった分が翌年度に繰り越されている「議員連盟」があることがNHKの取材でわかりました。

北海道議会には、国際交流や地域振興などを目的に少なくとも16の「議員連盟」があります。

NHKが入手した内部資料によるとロシア・サハリン州との交流を目的に結成され、道議会議員の8割以上が加盟する「北海道・サハリン交流促進北海道議員連盟」は、年間で1万2000円の会費を徴収しており、ほとんどの会員の議員が政務活動費から会費を出していました。

しかしこの議員連盟では、徴収した会費を使い切れずに、平成27年度は118万円、昨年度は167万円余りを翌年度に繰り越していたことがわかりました。

道議会事務局によりますと、政務活動費を「議員連盟」の会費に充てることは問題ないものの、政務活動費は、年度ごとの使用に限られており、使い切れなかった場合は、道に返納することが条例で定められています。

これについて北海道・サハリン州交流促進北海道議会議員連盟の事務局長を務める梶谷大志道議は「繰越金が出たため今年度は会費を徴収していないが、年間いくらの活動資金が必要なのか、また、繰越金が発生するものに政務活動費を充当するのがいいのかどうか、所属議員で検討したい」と話しています。

また、ベトナムとの友好を目的に結成された「日越友好北海道議会議員連盟」でも加盟する議員の9割を超える88人が政務活動費から年会費6000円を出していますが、平成27年度には86万円余り、平成28年度には85万円余りが翌年度に繰り越されていました。

日越友好議員連盟の事務局長を務める笠井龍司道議は「年度ごとの使用に限られる政務活動費の性格を考えると、繰り越しはよくなかった。今後は、会費の額などについて見直すことも検討する必要がある」と話しています。

岩手県議会 議連の会費 使いみちは

岩手県議会では、政務活動費でまかなわれている議員連盟の会費が議員と県職員が出席した会議の昼食代などにも使われ、1人当たり2000円のすしや弁当を注文していたケースもありました。

また、ある議員連盟では「お座敷文化の鑑賞と体験」という目的で料亭で唄や踊りを鑑賞しながら酒を伴う食事の費用の一部に充てられていました。

岩手県議会の場合、政務活動費の事務処理についてのマニュアルで「新年会や忘年会等明らかに飲食を目的とする会合への出席費用やバー、クラブなどで行われる懇親会の会費に政務活動費を充当するのは適当ではありません」としていますが、「会議や研修会等に連続した懇親会経費は、政務活動費を充当することが可能だと考えられます」としています。

この議員連盟の会長を務める工藤勝博県議会議員は、「事務局を務める県の職員が会計処理で事務的にしたことだと思う。返還についてもこれから、検討しなければならない」と話しています。

島根県議会 議連への支出 見直しの動きも

地方議会の中には、政務活動費を議員連盟の会費に充てることを見直す動きも出ています。

島根県議会の一部の会派の議員連盟では、これまで所属する議員20人余りから毎月5000円ずつ会費を徴収し、年間130万円余りを集めていました。

所属する議員はいずれも政務活動費から会費を支払い、集められた資金は議員連盟が主催する飲食を伴う会合の費用に充てられていました。

しかし、ことしに入って島根県議会で政務活動費をめぐる不適切な支出が相次いで発覚したことを受け、この会派では、議員の政務活動費から議員連盟の会費を徴収することをやめて、飲食を伴う会合については原則、自己負担とすることを決めました。

自民党島根県議会議員連盟の五百川純寿会長は、「当初は講師を呼んだり、県の執行部を呼んで、意見交換や調査もやるために食事をともにしていたが、だんだんとそういう側面が希薄になってきたので、飲食費が伴う会合については基本的に個人の負担にすることにした」と説明しています。

全国の議会では

議員連盟の会費を政務活動費で賄うかどうか、各地の議会で対応は分かれています。

大阪府議会では、国際交流などを目的にした議員連盟が7つあり、議員の多くが政務活動費で5000円から1万円程度の会費を支出しています。

このうち平成28年度はすべての議員連盟で使い切れなかった分を繰り越していて台湾との交流を目的にした「大阪府議会日華親善議員連盟」では最も多い76万円余りを繰り越していました。

府議会総務課は、「議員連盟では、予算がなるべく余らないように毎年の活動内容を考え、活動が少ない年は会費を徴収しないなどの工夫をしており、決算で繰り越された金額は常識の範囲を超えていないと考えている」としています。

一方、福岡県議会では12の議員連盟で議員が政務活動費などから支払っている会費のほかに県から補助金を受けて活動を行っていますが使い切れなかった分は年度末に県に返還しているということです。

また、政務活動費の不適切な使用で議長が辞任した宮城県議会では、議員連盟の会費は政務活動費ではなく議員報酬から支払われているということです。

(引用:NHKニュース(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170929/k10011162201000.html))